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実験ブロックは、ブロックパレットに表示されない実験的なブロックである。その多くが動作しないが、一部動作するものもある。Scratch 1.0からScratch 1.2までに存在したほか、Scratch 2.0にも存在し、一部はScratch 3.0で残された。Scratch 1.0では、「Extras」→「show experimental blocks」から、1.1から1.2まではShift-Click-Rから使用できる。Scratch 2.0以降では、JSONハッキングで入手できる。

Scratch 1.2以前の実験ブロック

なお、この章のブロック名はすべて仮訳。

音ブロック

音ブロックに存在していた13個の実験ブロックはすべてスタックブロックで、以下の通り。

  • 動画を再生::sound
  • 動画を停止::sound
  • 秒数を (1) ずつ変える::sound
  • 秒数を (0) にする::sound
  • ズームを (10) ずつ変える::sound
  • ズームを (100) %にする::sound
  • 横のパンを (10) ずつ変える::sound
  • 縦のパンを (10) ずつ変える::sound
  • 横のパンを (0) にする::sound
  • 縦のパンを (0) にする::sound
  • フェードを (10) ずつ変える::sound
  • フェードを (10) にする::sound
  • フェードの色を [#000000] にする::sound

フェードのブロックは後に「trans」(transparent=透明の略と見られる)に変更された。 これらはScratch MoviePlayerMorphで使用されるようである。

調べるブロック

調べるブロックには9個のブロックがあり、6個が値ブロックで、残り3個はスタックブロックであった。

  • (カメラのモーション::sensing)
  • (カメラの向き::sensing)
  • (カメラの相対 x::sensing)
  • (カメラの相対 y::sensing)
  • (カメラの絶対 x::sensing)
  • (カメラの絶対 y::sensing)
  • 動きを追跡::sensing
  • 色を追跡::sensing
  • 赤色を自動調節::sensing

これらのステージモニターは「a ScratchSpriteMorph()」となった。正式なカメラの対応は、Scratch 2.0ビデオモーション機能である。

Scratch 2.0

Scratch 2.0は5個の実験ブロックを搭載していた。アルファ版では、黄緑色をしていた。カウンターはプレ・アルファ版で、その他はv138で追加された。値ブロックが1つ、スタックブロックが2つ、C型ブロックが2つある。これらは現在も、ハッキングにて追加可能で、動作する。Scratch 3.0でも、これらのサポートが継続される。[1][2][3](なお、これらの日本語名はScratch 3.0での翻訳名に従う。)

実験ビューアーでの実験ブロック
アルファ版での実験ブロック
(10)の要素を[変数 v]に入れて繰り返す {. . .
} :: control

カウンターは値ブロックで、「カウンターを足す」ブロックで足された値を保持する。「カウンターをクリアする」で、カウンターは0に戻る。 カウンターに足すはカウンターを1つずつ増加させる。 カウンターをクリアするはカウンターを0にする。 () の間繰り返すは、() まで繰り返すとは逆に、ある値がFalseになるまで繰り返す。 ()の要素を[ v]に入れて繰り返すは、() 回繰り返すに似ているが、変数に数値を入れてループする点が異なる。

代用ブロック

詳細は「実験ブロックの代用ブロック」を参照

関連項目

出典

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