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Scratch 3.0のプロトタイプ(3月1日現在)
Scratch 3.0のプロトタイプ(4月22日現在)

Scratch 3.0はScratch 2.0の次のバージョンと発表されているScratchである。GoogleはScratchと提携し、Google Blocklyのライブラリを元にしたScratch Blocksが使われる[1]。Scratch 3.0では、新たにScratchJr風のブロックの水平接続が導入される[2]

Scratch 3.0のプロトタイプは、GitHubここからテストできる。公式な公開は2018年前半と計画されている[3]。現在正式名称は決まっていないが、Scratchチームthisandagainさんは、Scratch 3.0となると推測している[4]

Scratch 3.0は最新のHTML、CSS、JavaScriptのセットであるHTML5で記述される。Scratch 3.0は、WebGL[5]、Web Workers、Web AudioなどのJavaScriptライブラリが使用される[6]。JavaScriptはほとんどのブラウザに対応し、WebGLは速度に優れているため採用された。また、Adobe Flashと異なり、JavaScriptはネイティブで、実行時に拡張機能は必要ない。対応されるブラウザはChrome, Edge, Firefox, Safariであり、Internet Explorerはサポートされない[7]

Scratch 3.0は、新しくエディターとインタプリタを実装する。Scratch 1.4までは、Smalltalkでプロジェクトは実行され、オンラインではJavaプレーヤーが使われた。2011年からは、オプションでFlashプレーヤーが使用できた。Scratch 2.0以降は、オンライン・オフライン両方でFlashを使用している。また代替手段として、オープンソースのHTML5プレーヤー、Phosphorusプレーヤーなどがある[8]

サウンドレコーダー

早期のリリース

水平接続のプロトタイプ。中ではLEGO WeDoが動作している。
Scratch 3.0の最初のプロトタイプは、Google's Youth I/Oの参加者に提供された。そこでは、ScratchをLEGO WeDo 2.0と連携させていた[9]

2016年のScratchカンファレンスで、「次のScratchは?」というパネルで、Scratch 3.0が議論された。そこには、Scratch 3.0にbarebones VMとオーディオエンジンが搭載されると記載された。

計画

2016年のScratchカンファレンスでは、かんたんな計画が公表された。Scratchチームは、数週間のうちにレンダリングエンジンを追加し、2016年末までにプロトタイプ、2017年末までにアルファ版を計画している[6]。また、2018年8月に利用可能になる予定である[7]。8月には世界各国の言語がサポートされる[7]

予定されている機能

Scratch 3.0に予定されている機能は次の通り:

追加
  • 値ブロックの定義[10]
  • Pen Text Engine[11]
  • iOSやAndroidでのエディターのサポート[6][10]
  • 60FPSでの実行[12][13](この2つは互換性の問題のため検討中)
  • ScratchJrのような、ブロックの水平接続(コンパクトで、モバイルでの使用に適している)[2]
  • 「ペンの透明度を () にする」ブロック[14][7]
  • 音の効果ブロック
  • スプライト・音・背景の追加[7]
  • ペイントエディタのベクターモードでも使える消しゴム[7]
  • サウンドエディタの新しいエフェクト[7]
変更
  • 16:9の高品質なプレーヤー[15]
  • ペンブロックの拡張機能化[16]
  • 文字列を扱うための新しいブロック[7]
  • ブロックの広幅化(これはタブレットでのドラッグアンドドロップを容易にするため)[7]
  • ステージが右に移動[7]

拡張

Scratch 3.0には、Scratchのエディタを幅広いデバイスやサービスに接続できるように設計した新しい拡張システムが含まれている。2018年後半に仕様とガイドラインが示され、Scratch Teamに拡張機能を提出すると拡張ライブラリとして検討される[7]

1.4 2.0 ScratchX

Scratch 3.0のリリース後ScratchXのサポートは中止され、Scratch 3.0への移行期間が与えられる。Scratch 1.4および2.0はオフラインエディタでは実行可能。2.0のオフラインエディタで作成されたプロジェクトはアップロード可能だが、Scratch 3.0で作成されたものはScratch 2.0では実行できない[7]。なお、1.4, 2.0のオフラインエディタのダウンロードは数年間サポートされる[7]

画像

関連項目

出典

  1. https://scratch.mit.edu/discuss/post/2353116/
  2. 2.0 2.1 https://scratch.mit.edu/developers
  3. https://scratch.mit.edu/users/thisandagain/#comments-36571385
  4. https://scratch.mit.edu/users/thisandagain/#comments-23456121
  5. https://scratch.mit.edu/users/thisandagain/#comments-254503
  6. 6.0 6.1 6.2 https://scratch.mit.edu/discuss/post/2359038/
  7. 7.00 7.01 7.02 7.03 7.04 7.05 7.06 7.07 7.08 7.09 7.10 7.11 7.12 https://scratch.mit.edu/preview-faq
  8. https://scratch.mit.edu/discuss/post/2353123/
  9. https://medium.com/scratchfoundation-blog/the-next-generation-of-scratch-d83426eb9ca9
  10. 10.0 10.1 https://scratch.mit.edu/discuss/post/26545/
  11. https://github.com/LLK/scratch-flash/issues/1142#issuecomment-226472568
  12. https://github.com/LLK/scratch-vm/commit/0ae0ea5f22deeadb84fdeb0a746e3879625e4baf
  13. https://scratch.mit.edu/discuss/post/2188059/
  14. https://github.com/LLK/scratch-vm/issues/412#issuecomment-280118002
  15. https://scratch.mit.edu/discuss/post/2090971/
  16. https://github.com/LLK/scratch-vm/issues/736