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ステージとスプライトペインの両方に1つのスプライトが表示されている

スプライトは、プロジェクト内で何らかのアクションを行う、あるいは行わないオブジェクトである。

スプライトはスクリプトコスチュームを持つことができる。他にも座標(x座標及びy座標)、向き大きさ回転方法などを有し、またローカル変数(そのスプライト専用の変数)を持つことができる。スプライトの表示順序はブロックで制御できる。

また、スプライトはScratchユーザーインターフェース(エディター)ではいつでもドラッグでき、ブロックによって指定された場合は、エディターでない画面でもドラッグできる。多くの見た目ブロックステージでは機能せず、スプライトでのみ機能する。スプライトは、ブロックまたはスプライトペインを利用して表示、あるいは隠すことができる。ステージは動くことができないため、多くのプロジェクトには1つ以上のスプライトが含まれている。

スプライトとステージ

詳細は「ターゲット」を参照

Scratchユーザーインターフェース(エディター)上では、スプライトとステージは別々のものとして扱われる(ただしScratchのVMではステージはスプライトの一種である)。この記事では、スプライトといった場合、ステージは含まない。

スプライトの作成

スプライトの追加

新しいスプライトを作成するためのボタン

スプライトペインの右下にある猫のマークにマウスのポインターで触れると、スプライトを作成するためのボタンが4つ飛び出す。

  • スプライトを選ぶ — 猫のマークや虫眼鏡のマークをクリックすると、スプライトライブラリーを開いてスプライトを選択する。
  • 描く — ペイントブラシのマークをクリックすると、コスチュームが空のスプライトを生成し、ペイントエディターを開く。
  • サプライズ — 「🌟」のようなマークをクリックすると、スプライトライブラリーからランダムに選択する。なお、文字のスプライトは、選択されない[1]
  • スプライトをアップロード — 「凵」から「↑」が出ているようなマークをクリックすると、コンピューターやタブレットに保存された画像を取り込む。書き出したスプライトファイルを読み込むこともできる。

スプライトを作成したとき、スプライトはステージ上のランダムな位置に配置される。ただし、コスチュームが空のスプライトを作成した場合は、その座標はいつもx座標が36、y座標が28になる[2]。現在開いていたスプライトペインのタブが作成したスプライトの情報に切り替わる。

スクリプト

スプライトはスクリプトを有している。画面左上のコードタブをクリックすると、スクリプトの画面になる。スクリプトの管理は、ここで行う。スクリプトは、スクリプトエリアに組み立てる。

コスチューム

スプライトはコスチュームを有している。画面左上のコスチュームタブをクリックすると、コスチュームペインとペイントエディターの画面になる。コスチュームの管理は、ここで行う。

音の追加、削除、選択はコスチュームペインで、編集はペイントエディターで行う。外部から画像を読み込んだり、自分で画像を作成・編集したりして、新たなコスチュームを追加することもできる。

スプライトの見た目はコスチュームによって変わる。スプライトコスチュームを切り替える方法は二つある。

  • 「コスチューム」タブをクリックして、表示された画面で変更したいコスチュームをクリックする方法。
  • スプライトのコスチュームを変更するブロックを使用する方法。

スプライトはを有している。画面左上の音タブをクリックすると、音ペインサウンドエディターの画面になる。の管理は、ここで行う。 コスチュームとは異なり、音はオプションなので、音をまったく持たないスプライトも作れる。スプライトライブラリーからスプライトを作成した場合は、そのスプライト付属の音が、自動的に取り込まれている。ブラシボタンの「描く」からスプライトを作成した場合は、「pop」の音が取り込まれる。

音の追加、削除、選択は音ペインで、編集はサウンドエディターで行う。外部から音声を読み込んだり、自分で音声を録音・編集したりして、新たなを追加することもできる。

この音は、音を鳴らすブロックまたは終わるまで音を鳴らすブロックを使って再生することができる。

書き出し

スプライトが保有するスクリプト、コスチューム、音は、ひとまとめにしてファイルとして書き出せる(エクスポート)。このようにして書き出したスプライトは、必要に応じて、別のプロジェクトにそのままインポートできる。スプライトを書き出すには、まず、スプライトペインで書き出すスプライトを右クリックまたは長押しして、現れたメニューで「書き出し」を選択すればよい。ステージを書き出すことはできない。

プロジェクト間での共有

プロジェクト間でスプライトを受け渡すには、バックパックを使うこともできる。この場合は、バックパックを開き、入れるスプライトをバックパックにドラッグアンドドロップすればよい。読み込むときは、バックパックから必要なスプライトをドラッグアンドドロップで移動する。

ただし、この方法ではスプライトがコンピューターに保存されるわけではない。

Scratch 1.4でのスプライト

Squeak

Squeakでは、スプライトはScriptableSpriteMorphのインスタンスである。これは、ステージ同様、ScriptableScratchMorph の子クラスである。

出典

関連項目

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