提供: Japanese Scratch-Wiki
(ブロックスパムから転送)
スパム (spam) とは、投稿された状況とは無関係にコンテンツを投稿する迷惑行為の一つである。例としては、ディスカッションフォーラムでトピックを不必要に連続して作成する、トピックの趣旨を無視して投稿する、他の人のプロジェクトやプロフィールのコメントに宣伝を行う、ちんぷんかんぷんな投稿をしたりすることなどが挙げられる。
スパムはコミュニティーガイドライン違反であり[1]、繰り返すとアラートや、最悪の場合アカウントブロックにつながる。

スパムの種類
フォーラムやコメントのスパム
意味のない、広告的、不適切な投稿があてはまる。プロジェクトページやユーザーのプロフィールページでの宣伝を含むこともある。多くは60秒ルールや「同一メッセージの投稿制限」で防がれている。ディスカッションフォーラムでは、いくつかの重複トピックを作成することもスパムとみなされる。
ブロックスパム
ディスカッションフォーラムにおいて、ブロックプラグインを利用し必要のないブロックを投稿する。
ブロックスパムを判断する基準についてはScratchチームから方針が出ている[2]。
なお、公式テストトピックにおいてもブロックスパムは認められていない。
リンクスパム
コメントやトピックに突然リンクを送りつける。スパムは本来はこの行為のことを指していた。
送られるURLは出会い系サイトなどの危険なサイトのものであることが多いため、絶対にアクセスしてはいけない。
ディスカッションフォーラムにおいて、New Scratcherの投稿のリンクは自動的に外部リンクにならず、またどのユーザーもコメント上の外部リンクはクリックできない。
ASCIIアート
ASCIIアート(アスキーアート)は、しばしばディスカッションフォーラムに投稿される。
チェーンメール
「このメッセージを他の○人にまわさないと何か悪いことが起こる」のような文言で不安を煽り、同じメッセージを転送させる。
転送しなくても実際には何も起こらないため絶対にまわしてはいけない。まわした場合、自分がスパムをしたことになってしまう。
スパマー
スパマーとは、スパムをするユーザーの事である。これは人間に限らず自動プログラムによってスパムをするスパムボットのことを指す場合もある。
スパムボット
スパムボットは、ウェブサイトに自動的にスパム攻撃を行う目的でスパマーによって書かれたプログラムの事である。スパムボットは、New Scratcherの投稿間隔の延長(コメントやフォーラムの投稿の場合)、アカウントに紐づく電子メールアドレスの確認、同じIPアドレスからの更なるスパムボット用アカウントの作成を防ぐためのIPBANなど、それらを排除するための機能によって防がれている。
Scratchウェブサイトにおけるスパム対策
New Scratcher
- 詳細は「New Scratcher」を参照
New Scratcherには、攻撃者が使い捨てアカウントを使用してScratchウェブサイトにスパムを投稿するのを防ぐ役割がある。New Scratcherの制限には、ディスカッションフォーラムに画像などを投稿できず、クラウド変数を使用できないことが含まれる。
60秒ルール(徳子ぉ)
Scratcherは、ディスカッションフォーラムに投稿した後は60秒待たなければ次の投稿ができない(New Scratcherの場合は120秒)。これは、スパムによる連続投稿を防ぐためである。さらにNew Scratcherは、コメントを投稿した後に次のコメントをするまで30秒待つ必要がある。
重複コメントに関する警告
ユーザーが同じコメントを何度も投稿しようとすると「投稿」ボタンが無効になり、投稿できない理由を説明するメッセージがコメント入力欄の横に表示される。これはスパムを防ぐのにも役立つ。
スパマーは「スパム防止コード:〇〇〇〇」などと投稿の最後に付け足すことがある。これは重複コメントに関する警告を回避するためにテキストを少し変えただけであり、行為自体はスパムであるため、行っている人はコミュニティーガイドラインに違反していると考えられる[3]。
悪い言葉検出器
- 詳細は「検閲」を参照
いくつかの一般的なチェーンメッセージとアスキーアートおよび不適切な語句は、それらが広がるのを防ぐためにブラックリストに登録されている。