提供:Japanese Scratch-Wiki
(クラウド変数から転送)
クラウドデータとは、情報をインターネット上に保管できること、また、保管した情報をさす。クラウドデータの機能は、New Scratcherは利用できない。クラウドデータ機能はScratch 2.0で追加された。
詳細
クラウドデータ機能が使えるのは、現在は変数のみである。変数には最初に☁がつく。また、数値しか入れられない上、クラウド変数は10個までしか作成できない。以前FAQには、「しかし将来的には、徐々に、機能を拡大していく予定があり、現在の仕組みがうまく機能するようであれば、その他の機能(クラウドリスト、文字列のサポートなど)も追加していくつもりです。」と書かれていたが、現在は削除されている。[1]
クラウド変数には、256文字しか入らず、また16進数は使えない。クラウドショック以前は10240文字入れられた。そのあと制限は128文字に減少したが、Scratch 3.0にて2倍になった。[2]
また、クラウドショック以前は16進数を保存することも可能であった。(例:20F2A1)
クラウドデータの値の変化は、ユーザー名とともにクラウドモニターで確認できる。モニターにはプロジェクトの「お気に入り」ボタン下のボタンからアクセスできる。
数値しか入れられない理由
クラウド変数を使って発生するさまざまな問題に対処するため、と書かれている[1]からである。さまざまな問題とはクラウドに文字列を入れるとクラウドにある人への暴言が保存される、などといったガイドライン違反につながることのためである。
チャット
クラウド変数で、チャットを作ってはいけないとされている。[3]2019年7月11日以前は、ホワイトリスト式が許可されていたが、現在は禁止されている。
ただし、例外として送信できる文章を全て一覧から選択する「定型文式」は許可されている。
注意
クラウド変数の更新はプロジェクト内で、0.1秒以上毎しか更新されないのでオンラインゲーム等を作るときは動きなどがなめらかではなくなってしまうため、工夫する必要がある。
クラウドリスト
- 詳細は「クラウドリスト」を参照
クラウドリストとは、クラウド変数の拡張版で、リストが使え、文字列が入れられることが特徴的である。クラウド変数を用いて自分で作成する方法がある。
クラウド変数のバグ
クラウド変数にはクラウド上に数値を保存できないようになってしまうという致命的なバグがある。 このバグの詳しい理由はわかっていないが、プロジェクトをコンピュータに保存して、それを読み込むという 動作を繰り返すと引き起こされる。
関連項目