提供: Japanese Scratch-Wiki
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この記事は2018年1月の注目の記事です。 |
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Scratch 3.0はScratch 2.0の次のバージョンと発表されているScratchである。GoogleはScratchと提携し、Google Blocklyのライブラリを元にしたScratch Blocksが使われる[1]。Scratch 3.0では、新たにScratchJr風のブロックの水平接続が導入される[2]。
Scratch 3.0のプロトタイプは、GitHubからテストできる。公式な公開は2018年前半と計画されている[3]。現在正式名称は決まっていないが、Scratchチームのthisandagainさんは、Scratch 3.0となると推測している[4]。
Scratch 3.0は最新のHTML、CSS、JavaScriptのセットであるHTML5で記述される。Scratch 3.0は、WebGL[5]、Web Workers、Web AudioなどのJavaScriptライブラリが使用される[6]。JavaScriptはほとんどのブラウザに対応し、WebGLは速度に優れているため採用された。また、Adobe Flashと異なり、JavaScriptはネイティブで、実行時に拡張機能は必要ない。
Scratch 3.0は、新しくエディターとインタプリタを実装する。Scratch 1.4までは、Smalltalkでプロジェクトは実行され、オンラインではJavaプレーヤーが使われた。2011年からは、オプションでFlashプレーヤーが使用できた。Scratch 2.0以降は、オンライン・オフライン両方でFlashを使用している。また代替手段として、オープンソースのHTML5プレーヤー、Phosphorusプレーヤーなどがある[7]。
早期のリリース
Scratch 3.0の最初のプロトタイプは、Google's Youth I/Oの参加者に提供された。そこでは、ScratchをLEGO WeDo 2.0と連携させていた[8]。2016年のScratchカンファレンスで、「次のScratchは?」というパネルで、Scratch 3.0が議論された。そこには、Scratch 3.0にbarebones VMとオーディオエンジンが搭載されると記載された。
計画
2016年のScratchカンファレンスでは、かんたんな計画が公表された。Scratchチームは、数週間のうちにレンダリングエンジンを追加し、2016年末までにプロトタイプ、2017年末までにアルファ版を計画している[6]。
予定されている機能
Scratch 3.0に予定されている機能は次の通り:
- 値ブロックの定義[9]
- Pen Text Engine[10]
- iOSやAndroidでのエディターのサポート[6][9]
- 16:9の高品質なプレーヤー[11]
- 60FPSでの実行[12][13](この2つは互換性の問題のため検討中)
- ScratchJrのような、ブロックの水平接続(コンパクトで、モバイルでの使用に適している)[2]
- 「ペンの透明度を () にする」ブロック[14]
- 音の効果ブロック
- ペンブロックの拡張機能化[15]
画像
Scratch 3.0での緑の旗がクリックされたときのデザイン
出典
- ↑ https://scratch.mit.edu/discuss/post/2353116/
- ↑ 2.0 2.1 https://scratch.mit.edu/developers
- ↑ https://scratch.mit.edu/users/thisandagain/#comments-36571385
- ↑ https://scratch.mit.edu/users/thisandagain/#comments-23456121
- ↑ https://scratch.mit.edu/users/thisandagain/#comments-254503
- ↑ 6.0 6.1 6.2 https://scratch.mit.edu/discuss/post/2359038/
- ↑ https://scratch.mit.edu/discuss/post/2353123/
- ↑ https://medium.com/scratchfoundation-blog/the-next-generation-of-scratch-d83426eb9ca9
- ↑ 9.0 9.1 https://scratch.mit.edu/discuss/post/26545/
- ↑ https://github.com/LLK/scratch-flash/issues/1142#issuecomment-226472568
- ↑ https://scratch.mit.edu/discuss/post/2090971/
- ↑ https://github.com/LLK/scratch-vm/commit/0ae0ea5f22deeadb84fdeb0a746e3879625e4baf
- ↑ https://scratch.mit.edu/discuss/post/2188059/
- ↑ https://github.com/LLK/scratch-vm/issues/412#issuecomment-280118002
- ↑ https://github.com/LLK/scratch-vm/issues/736