() 秒でx座標を () に、y座標を () に変える (ブロック)のソースを表示

{{ひらがなヘッダ}}{{ブロック
|name = () 秒でx座標を () に、y座標を () に変える
|block = <sb>() 秒でx座標を () に、y座標を () に変える</sb>
|category = [[動きブロック|動き]]
|type = [[スタックブロック|スタック]]
| defaults = 1; [[x座標 (値)|x座標]]; [[y座標 (値)|y座標]]
}}
'''() 秒でx座標を () に、y座標を () に変える'''[[ブロック]] ([[動きブロック]]／[[スタックブロック]]) は、指定したx-y座標まで、指定した秒数をかけて、[[スプライト]]を滑らかに動かす。似たようなことはスプライトの向きを指定して、繰り返し [[() 歩動かす (ブロック)|() 歩動かす]]ブロックを実行すれば実現できるが、このブロックを使うほうがより動きが正確になる。

ただし、このブロックには、スプライトが動いている間、スクリプトの実行がそこで停止するというデメリットもある。したがって、スプライトが動いている間、そのスプライトは他のことができない。
また、このブロックの動作を中断できるのは、[[() を止める (ブロック)|() を止める]]ブロックだけである。[[もし端に着いたら、跳ね返る (ブロック)|もし端に着いたら、跳ね返る]]ブロックは、このブロックの動作中は動作しない。

==よくある使用例==
このブロックは、スプライトを滑らかに動かしたいときに使用する。

よくある使用例は次のとおり。

*水槽の魚を泳がせる

<scratchblocks>ずっと
((1) から (2) までの乱数) 秒でx座標を ((-240) から (240) までの乱数) に、y座標を ((-100) から (100) までの乱数) に変える</scratchblocks>

*画面の端から端まで動く、おジャマスプライトを出現させる（ゲーム「フロッガー」に出てくる車のような）

<scratchblocks> [StartCars v] を受け取ったとき
隠す
x座標を (240) にする
<(ゲームオーバー) = [1]> まで繰り返す
    (自分自身 v) のクローンを作る
    (3) 秒待つ
end

クローンされたとき
表示する
(5)秒でx座標を(-240)に、y座標を(y座標)に変える
このクローンを削除する</scratchblocks>

*スプライトを上から落とす

<scratchblocks>y座標を (180) にする
(1) 秒でx座標を (x座標) に、y座標を (-180) に変える</scratchblocks>

*別のスプライトの位置に移動する

<scratchblocks>(1) 秒でx座標を ((スプライト2 v) の [x座標 v]) に、y座標を ((スプライト2 v) の [y座標 v]) に変える</scratchblocks>

==() 歩動かすブロックとの比較==
下記は、[[() 歩動かす (ブロック)|() 歩動かす]]ブロックを使って、スプライトを左端から右端に８秒で動かすスクリプトである。
<scratchblocks>x座標を (-240) にする
(80) 回繰り返す
    (6) 歩動かす
    (0.1) 秒待つ
end</scratchblocks>

これを 「() 秒でx座標を () に、y座標を () に変える」ブロックで行うと次のようになる。

<scratchblocks>x座標を (-240) にする
(8) 秒でx座標を (240) に、y座標を (y座標) に変える</scratchblocks>

==スローアウト効果を使う==
このブロックの動きはリニア (直線的：最初から最後まで同じ速度) であり、そのままではスプライトはスローイン (ease-in)／スローアウト (ease-out) しない (これらの効果はグラフィックデザイン分野で非常によく使われる)。ただし、スローイン／スローアウト効果をScratchで再現するのは決して難しくない。次に、目的地にたどり着くに従って速度を落とすスローアウトの例を示す。

<scratchblocks>
[トゥイーン v] を受け取ったとき// トゥイーン (tween) とはフレーム補間のこと
<<(((目的地のx座標) - (x座標))の[絶対値 v]::operators) < [0.25]> かつ <(((目的地のy座標) - (y座標))の[絶対値 v]::operators) < [0.25]>> まで繰り返す
 x座標を (((目的地のx座標) - (x座標)) / (2)) ずつ変える
 y座標を (((目的地のy座標) - (y座標)) / (2)) ずつ変える
end
x座標を (目的地のx座標)、y座標を(目的地のy座標) にする
</scratchblocks>

次のスクリプトでもスローアウト効果を実現できる。このスクリプトの200は、スプライトが到着する目的地のx座標を示している (横方向に移動する)。2つの[[x座標]]ブロックを[[y座標]]に変更すれば、たて方向 (Y軸方向) へのスローアウトになる。

<!-- 原文ではここに10が10分の1秒を表している旨がありましたが、そうとも限りませんので削除しました。 -->

<scratchblocks>
[トゥイーン v] を受け取ったとき
<((x座標) を四捨五入) = [200]> まで繰り返す
    x座標を(((200) - (x座標)) / (10)) ずつ変える
end
</scratchblocks>

==関連項目==
*[[X座標を () 、y座標を () にする (ブロック)|x座標を ()、y座標を () にする ]]
*[[() へ行く (ブロック)|() へ行く]]
*[[() 歩動かす (ブロック)|() 歩動かす]]
{{動きブロック}}
[[カテゴリ:動きブロック]]

[[en:Glide () Secs to X: () Y: () (block)]]
[[de:Gleite in () Sek. zu x: () y: () (Block)]][[ru:Плыть () секунд в точку X: () Y: ()]]{{デフォルトソート:() ひようてxさひようを () に、yさひようを () にかえる (ふろつく)}}