提供:Japanese Scratch-Wiki
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{{ | {{ひらがなヘッダ}}{{about|音全般|ブロック|音ブロック|プロジェクト|音楽プロジェクト}} | ||
{{警告|大きな[[音]](悲鳴や特定のジャンルの音楽など)は、視聴者の耳を傷つけたり、難聴を引き起こすことさえあります。特に音量が大きすぎる場合やユーザーがヘッドフォンやイヤフォンを使用している場合 このような音を使用するときは、[[メモと作品への貢献]]に警告を追加するか、可能であればボリュームを下げることが常に賢明です。}} | |||
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=== 録音 === | |||
音はサウンドエディターで録音、アップロード、編集、書き出しできる。既存の音を編集するための簡単なオプションもある。Scratchでは出来ない高度なオプションについては、外部のサウンドエディタを使用することができるが、他のWebサイトの音をマイクで録音することはお勧めできない。バックグラウンドノイズと静粛性が非常に低い低品質の音になってしまうためだ。最善の方法は音のファイルをアップロードすることである。 | |||
{{メモ|音を録音するときは、録音する前にサウンドエディタで音量を少し上げると、録音された音を再生するとき、聞く人が聞き取りやすくなる。}} | |||
== MP3のバグ == | |||
=== MP3の内容が空白になるバグ === | |||
Scratch 2.0へのアップデートで、アップロードされたMP3ファイルが空白になるというバグがあった。しかし、Audacityというソフトウェアを使ってこれらのファイルをWAVに変換することで、解決できる場合がある。 | |||
=== 名前変更バグ === | |||
上記のバグが修正された後、アップロードされたファイルの名前が"instance ####"に変更されるバグが発生した。このバグは2015年1月20日に修正された。 | |||
== 音と動作の同期 == | |||
Scratchのプレーヤーが音を鳴らすとき、若干の遅延が発生する。この遅延はプロジェクトの作成作業中には明らかにならない。たとえば、1つの[[メッセージ]]が2つのスクリプト(1つが音を再生し、もう1つがアニメーションを再生)を呼び出す場合、アニメーションスクリプトが音の開始前に実行されてしまう。アニメ―ションするスクリプト]]の前に{{subst:() 秒待つ}}を使用して0秒待つと防げる。 | |||
== 音質の問題 == | |||
Scratch 2.0へのアップデートでは、音楽をアップロードする際に多くの問題が生まれた。たとえば、Scratchのサーバーのスペースを節約するため、アップロードの過程では音をより悪い品質のフォーマット(モノラル)に圧縮する必要がある。 | |||
== 関連項目 == | |||
* [[音楽プロジェクト]] | |||
* [[サウンドエディター]] | |||
* [[音のファイル形式]] | |||
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[[en:Sound]][[de:Klänge]][[fr:Scratch Wiki Accueil/l'éditeur/sons]][[nl:Muziek]] | |||
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[[Scratch]] | |||
2018年12月29日 (土) 10:22時点における版


音は、Scratch内蔵の音ライブラリー、録音、または手元のファイルからのアップロードにより利用することができる。これらの音は音ブロックを使用して再生される。音ブロックは、音量、テンポなどを制御する。Scratchのすべての音はモノラルで再生される。
音と音符
プロジェクトで再生されるすべての音は、音と音符の2種類に分類される。
音
「音」タブで取得でき、そこでは音をアップロード、録音、再生、そして編集することができる。
次のブロックはこれらの音の再生を制御する。
- () の音を鳴らす - 音の再生が終了するのを待たずに、スクリプトの残りの部分を実行する。
- 終わるまで () の音を鳴らす - 最後まで音を再生し、再生が終了するのを待ってから、スクリプトを続ける。
- すべての音を止める - 再生中のすべての音を止める。
- 音量を () % にする - スプライトの音量を設定する。
- 音量を () ずつ変える - スプライトのボリュームを一定量変更する。
音符
音符はさまざまなブロックでコントロールできる。 Scratch 2.0より前のバージョンでは、音符はMIDIシステムによって管理されていた。しかし、Scratch 2.0はAdobe Flash上で動作するため、MIDIサウンドライブラリは使用できなかった。したがって、ScratchチームはScratchプログラムに組み込まれた独自のサウンドライブラリを作成する必要があった。以下のブロックは、音符に関連している。
- () のドラムを () 拍鳴らす - 指定されたドラムを指定された拍数再生する。
- () の音符を () 拍鳴らす - 楽器を () にするで選択された楽器から与えられた音符を指定された拍数演奏する。
- 楽器を () にする - 音源をドロップダウンメニューから選択したものに設定する。
- テンポを () BPMにする - テンポを設定する。なお、これは全スプライト共通。
- テンポを () ずつ変える - テンポを一定量変更する。
- () 拍休む - 指定された拍数待つ。
音の追加
アップロード
音をアップロードするためには、スプライトまたはステージの音タブを表示し、アップロードボタン(フォルダーのアイコン)を選択する。自分のデスクトップまたはさまざまな場所から音をアップロードすることができる。

録音
音はサウンドエディターで録音、アップロード、編集、書き出しできる。既存の音を編集するための簡単なオプションもある。Scratchでは出来ない高度なオプションについては、外部のサウンドエディタを使用することができるが、他のWebサイトの音をマイクで録音することはお勧めできない。バックグラウンドノイズと静粛性が非常に低い低品質の音になってしまうためだ。最善の方法は音のファイルをアップロードすることである。

MP3のバグ
MP3の内容が空白になるバグ
Scratch 2.0へのアップデートで、アップロードされたMP3ファイルが空白になるというバグがあった。しかし、Audacityというソフトウェアを使ってこれらのファイルをWAVに変換することで、解決できる場合がある。
名前変更バグ
上記のバグが修正された後、アップロードされたファイルの名前が"instance ####"に変更されるバグが発生した。このバグは2015年1月20日に修正された。
音と動作の同期
Scratchのプレーヤーが音を鳴らすとき、若干の遅延が発生する。この遅延はプロジェクトの作成作業中には明らかにならない。たとえば、1つのメッセージが2つのスクリプト(1つが音を再生し、もう1つがアニメーションを再生)を呼び出す場合、アニメーションスクリプトが音の開始前に実行されてしまう。アニメ―ションするスクリプト]]の前に{{subst:() 秒待つ}}を使用して0秒待つと防げる。
音質の問題
Scratch 2.0へのアップデートでは、音楽をアップロードする際に多くの問題が生まれた。たとえば、Scratchのサーバーのスペースを節約するため、アップロードの過程では音をより悪い品質のフォーマット(モノラル)に圧縮する必要がある。