提供: Japanese Scratch-Wiki
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Kurankuran (トーク | 投稿記録) (→ストップがクリックされたとき: 事実と異なる部分があったので英語版Wikiを参照して修正) |
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+ | 上記のように「ストップがクリックされたとき」に何らかのスクリプトを実行させたいときは、次のように記述できる。 | ||
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<scratchblocks>定義 チェック | <scratchblocks>定義 チェック | ||
ずっと | ずっと | ||
− | タイマーをリセット | + | タイマーをリセット // 0.1秒ごとにタイマーをリセットして、タイマー値を0.2より低く保つ |
− | (0.1)秒待つ | + | (0.1)秒待つ |
end | end | ||
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@ がクリックされたとき | @ がクリックされたとき | ||
チェック | チェック | ||
− | [タイマー v] > (0.2) のとき | + | |
− | ... | + | |
+ | [タイマー v] > (0.2) のとき // ストップボタンがクリックされたとき、タイマーがリセットされなくなるため、0.2以上になる | ||
+ | ... // ストップボタンがクリックされたとき実行するスクリプトを記述する | ||
チェック</scratchblocks> | チェック</scratchblocks> | ||
[[en:When Green Flag Clicked (block)]] | [[en:When Green Flag Clicked (block)]] |
2016年6月16日 (木) 04:12時点における版
緑の旗がクリックされたとき | |
カテゴリ | イベント |
タイプ | ハットブロック |
追加 | Scratch 1.0 |
緑の旗がクリックされたときブロックは、イベントカテゴリのハットブロックである。緑の旗がクリックされた時に、このブロックの下に組まれたブロックが実行される。これらのスクリプトは他のスクリプトをアクティブにし、全体のプログラムを有効にすることができる。
このブロックを使わない場合、プロジェクトを実行することができる方法は、キーの押下またはスプライト(ステージ)のクリックを感知する以外の方法は無い。また、このブロックはScratchで最も多く使われているブロックである。
このブロックを使わずプロジェクトを作成することは可能だが、推奨されない。旗はプロジェクトの開始を表し、プロジェクトが開始されたときにこのブロックが感知されるからだ。
使用例
プロジェクトが開始されると、非常に多くのことが起こる。一般的な使用例は以下の通りだ。
@ がクリックされたとき (すべて v)番目を[リスト v]から削除する
- 変数をリセット
@ がクリックされたとき [変数 v]を(0)にする
@ がクリックされたとき 隠す コスチュームを [コスチューム1 v] にする
- 全てのペンを消す
@ がクリックされたとき 消す
- 音楽を再生する
@ がクリックされたとき ずっと 終わるまで [歌 v] の音を鳴らす end
- クローンを作成
@ がクリックされたとき [自分自身 v] のクローンを作る
これらのブロックの実行後も、スクリプトは正常に継続できる。
@ がクリックされたとき 画像効果をなくす x座標を (0) 、y座標を (0) にする [開始! v]を送る ずっと もし <(メーター) < [0]> なら [あなたの負け v]を送る end end
エラー
たくさんのブロックを同時に実行させるとプロジェクトの実行した時に見つかりにくいエラーが起こる可能性がある。
だがプロジェクトを実行させた時にメッセージ(Broadcast)を使って実行させると容易に直る。
(あまりプロジェクトの開始時に同時にブロックを実行させるのも良くない)
@ がクリックされたとき [message1 v]を送る
他の考え方
このブロックの組み合わせ方が緑の旗がクリックされた時を使わずにプロジェクトを実行させる唯一の方法である。
Scratchはプロジェクトを開始させる時に使うハットブロックは緑の旗がクリックされてプロジェクトのタイマーが0の時に実行させる。
だがこの方法はプロジェクトを実行するとすぐハットブロックが実行されてしまう。
ファイル:Hello World.PNG
Scratch2.0より前のバージョンではこのブロックを使うことで緑の旗がクリックされたときを使わず実行させることができる。
(だがこの方法はScratch1.4でしか使うことはできない)
ストップがクリックされたとき
多くのユーザーから「ストップがクリックされたとき」というイベントブロックを導入してほしいとの声が上がっているが、これまでこの要望は、「ストップボタンは、すべてのプロジェクトを停止させるためのものであり、新たなスクリプトのトリガーとして機能させるつもりはない」という理由で毎回却下されている。
上記のように「ストップがクリックされたとき」に何らかのスクリプトを実行させたいときは、次のように記述できる。
定義 チェック ずっと タイマーをリセット // 0.1秒ごとにタイマーをリセットして、タイマー値を0.2より低く保つ (0.1)秒待つ end @ がクリックされたとき チェック [タイマー v] > (0.2) のとき // ストップボタンがクリックされたとき、タイマーがリセットされなくなるため、0.2以上になる ... // ストップボタンがクリックされたとき実行するスクリプトを記述する チェック