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{{ひらがなヘッダ}}{{Update3.0}}[[File:2.0 Sprite and Stage.png|thumb|x190px|ステージとスプライトリストの両方に1つのスプライトが表示されている]]
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{{ひらがなヘッダ}}{{Update3.0}}[[ファイル:3.0 Stage and Sprite Pane.png|thumb|x190px|ステージとスプライトペインの両方に1つのスプライトが表示されている]]
'''スプライト'''は、プロジェクト内で何らかのアクションを行う[[Wikipedia:オブジェクト指向プログラミング|オブジェクト]]である。
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'''スプライト'''は、プロジェクト内で何らかのアクションを行う[[Wikipedia:オブジェクト指向プログラミング|オブジェクト]]である。[[ステージ]]にもプログラムを追加できるが、ステージは動くことができないため、たいていのプロジェクトには少なくとも1つはスプライトが含まれている。
  
[[ステージ]]にもプログラムを追加できるが、ステージは動くことができないため、たいていのプロジェクトには少なくとも1つはスプライトが含まれている。
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スプライトは座標、[[向き (値)|向き]]、[[回転方向 (値)|回転方向]]、[[大きさ (値)|大きさ]]を有し、また[[変数#ローカル変数|そのスプライトのみ書き込みできる変数]]を保有できる。スプライトの[[レイヤー (値)|表示順序]]はブロックで制御できる。また、スプライトはエディター内ではいつでもドラッグでき、[[ドラッグ () ようにする (ブロック)|ブロックによって指定された場合]]はそれ以外でもドラッグできる。多くの[[見た目ブロック]]は、スプライトでのみ表示される。スプライトは、ブロックまたは[[スプライトペイン]]を利用して[[表示する (ブロック)|表示]]し、あるいは[[隠す (ブロック)|隠す]]ことができる。
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== スプライトとステージ ==
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{{メイン|ターゲット}}
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Scratchのユーザーインターフェース上では、スプライトとステージは別々のものとして扱われている。しかし、ScratchのVMでは、ステージはスプライトの一種である。この記事では、スプライトといった場合、ステージは含まない。
  
 
== スプライトの作成 ==
 
== スプライトの作成 ==
 
[[ファイル:スプライトを選ぶ (3.0).png|frame|新しいスプライトを作成するためのボタン]]
 
[[ファイル:スプライトを選ぶ (3.0).png|frame|新しいスプライトを作成するためのボタン]]
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スプライトペインの上にあるバーには、スプライトを作成するためのボタンが4つならんでいる。
  
スプライトリストの上にあるバーには、スプライトを作成するためのボタンが4つならんでいる。
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* [[Scratchキャット]] ボタン、虫眼鏡ボタン: [[ライブラリー (3.0)|スプライトライブラリー]]を開いてスプライトを選択する。
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* ペイントブラシボタン: コスチュームが空のスプライトを生成し、[[ペイントエディター (3.0)|ペイントエディター]]を開く。
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* [[サプライズ]]: スプライトライブラリーからランダムに選択する。なお、文字のスプライトは、選択されない。<ref>https://github.com/LLK/scratch-gui/pull/4806</ref>
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* アップロードボタン: コンピューターやタブレットに保存された画像を取り込む。書き出したスプライトファイルを読み込むこともできる。
  
* [[スクラッチキャット]] ボタン、虫眼鏡ボタン: [[ライブラリ#スプライトライブラリ|スプライトライブラリ]]を開いてスプライトを選択する
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スプライトを作成したとき、スプライトはステージ上のランダムな位置に配置される。ただし、空のスプライトを作成した場合は、その座標はいつもX: 36, Y: 28になる。<ref>https://github.com/LLK/scratch-gui/issues/5499</ref>現在開いていたスプライトペインのタブが作成したスプライトの情報に切り替わる。
* ペイントブラシボタン:自分で自由にスプライトを作成できるように、コスチュームを持たない空のスプライトを生成する
 
* キラキラ(&#x2728;):[[サプライズ]]と呼ばれ、スプライトライブラリーからランダムに選択する
 
* アップロードボタン:パソコンから画像を取り込む
 
{{注意|著作権に注意しましょう。}}
 
  
スプライトを作成したとき、スプライトはステージ上のランダムな位置(通常は中心近く)に配置され、現在開いていたタブが作成したスプライトの情報に切り替わる。
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=== コスチューム ===
 
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スプライトの見た目は[[コスチューム]]によって変わる。スプライトの現在のコスチュームを切り替える方法は二つある。
==スクリプトの作成==
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* 「コスチューム」タブをクリックして、表示された画面で変更したいコスチュームをクリックする方法。
Scratchプロジェクトのスプライトには、[[スクリプトエリア]]と呼ばれる[[スクリプト]]を作るためのエリアがある。
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* スプライトのコスチュームを変更するブロックを使用する方法。
 
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[[ペイントエディター]]では、特定のスプライトに外部から画像を読み込んだり、自分で画像を作成・編集して、新たなコスチュームを追加することができる。
このエリアで[[ブロック]]を組み立ててスプライトに命令(例えば「10歩進め」のような)を送ることができる。
 
 
 
=== 見た目 ===
 
スプライトの見た目は[[コスチューム]]によって変わる。
 
スプライトの現在のコスチュームを切り替える方法は二つある。
 
* 一つ目は「コスチューム」タブをクリックして、表示された画面で変更したいコスチュームをクリックする方法。
 
* 二つ目はスプライトのコスチュームを変更するブロックを使用する方法がある。
 
Scratch[[ペイントエディタ]]では、特定のスプライトに外部から画像を読み込んだり、自分で画像を作成・編集して、新たなコスチュームを追加することができる。
 
  
 
=== 音 ===
 
=== 音 ===
さらに、スプライトには、[[音]]を追加することもできる。
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スプライトには、[[音]]を追加することもできる。コスチュームとは異なり、音はオプションなので、音をまったく持たないスプライトがあってもかまわない。
コスチュームとは異なり、音はオプションなので、音をまったく持たないスプライトがあってもかまわない。
 
  
音の追加、削除、[[サウンドエディタ|編集]]は、音タブをクリックして開いた画面で行う。
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音の追加、削除、[[サウンドエディター|編集]]は、音タブをクリックして開いた画面で行う。
  
 
この音は、音を鳴らすブロックを使って再生することができる。
 
この音は、音を鳴らすブロックを使って再生することができる。
  
=== エクスポート ===
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=== 書き出し ===
スプライトとそのスプライトが持つスクリプト、コスチューム、音は、ひとまとめにしてファイルとしてエクスポートできる。
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スプライトとそのスプライトのスクリプト、コスチューム、音は、ひとまとめにしてファイルとして書き出せる(エクスポート)。このようにして書き出したスプライトは、必要に応じて、別のプロジェクトにそのままインポートできる。
このようにしてエクスポートしたスプライトは、必要に応じて、別のプロジェクトにそのままインポートできる。
 
  
スプライトをエクスポートするには、まず、スプライトペインでエクスポートするスプライトのサムネイルを右クリックして、現れたメニューで「ローカルファイルに保存」を選択すればよい。
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スプライトを書き出すには、まず、スプライトペインで書き出すスプライトを右クリックして、現れたメニューで「書き出し」を選択すればよい。スタジオを書き出すことはできない。
  
 
=== プロジェクト間での共有 ===
 
=== プロジェクト間での共有 ===
プロジェクト間でスプライトを受け渡しするには、[[バックパック]]を利用することもできる。この場合は、エクスポートするスプライトをバックパックエリアにドラッグアンドドロップすればよい。
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プロジェクト間でスプライトを受け渡すには、[[バックパック]]を利用することもできる。この場合は、バックパックを開き、入れるスプライトをバックパックにドラッグアンドドロップすればよい。読み込むときは、バックパックから必要なスプライトをドラッグアンドドロップで移動する。
インポートのときは、バックパックエリアから必要なスプライトをドラッグアンドドロップで移動する。
 
 
 
ただし、この方法ではスプライトがローカルファイルとして保存されるわけではない。
 
 
 
==スプライトパック==
 
スプライトパックとは、ある種のプロジェクトを指す言葉で、通常は10〜30程度のスプライトが含まれている。
 
 
 
ただし、スプライトパックに入れるスプライトの数に制限があるわけではない。
 
 
 
スプライトパックには、自動車、犬、恐竜など、何らかのテーマが設定されていることが多いが、テーマが必須というわけではない。
 
 
 
なお、スプライトパックは、スプライトコレクションと呼ばれることもあるが、これらはほぼ同じものである。(注意:他人の作ったスプライトパック、アニメーション、ゲーム、その他のプロジェクトからスプライトを取り出して自分のプロジェクトで利用した場合は、常に元の作者のクレジットを明記すべきである)。
 
  
スプライトパックは、ScratchのWebサイト以外のサイトに置かれている場合もあるが、このときは通常、[[スプライトシートから取り出す|スプライトシート]]からスプライトを取り出す作業が必要になる。
+
ただし、この方法ではスプライトがコンピューターに保存されるわけではない。
  
==デフォルトスプライトの変更(Scratch 1.4のみ)==
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== Scratch 1.4でのスプライト ==
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=== デフォルトスプライトの変更 (Scratch 1.4のみ) ===
 
{{メイン|デフォルトのスプライトを変える方法}}
 
{{メイン|デフォルトのスプライトを変える方法}}
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{{廃止された機能|cat=no}}
 
デフォルトでは、新しいプロジェクトを作成すると、コスチュームが[[Scratchキャット]] で、スクリプト部分が空のスプライトが表示される。
 
デフォルトでは、新しいプロジェクトを作成すると、コスチュームが[[Scratchキャット]] で、スクリプト部分が空のスプライトが表示される。
 
これは[[Scratch 1.4]]を使用している場合は、変更できる。そのためには、まず、変更後に使用するスプライトを作成し、これを「default.sprite」という名前でエクスポートする。次に、このファイルをコスチュームフォルダに置く。以上で、デフォルトのスプライトが変更される。
 
これは[[Scratch 1.4]]を使用している場合は、変更できる。そのためには、まず、変更後に使用するスプライトを作成し、これを「default.sprite」という名前でエクスポートする。次に、このファイルをコスチュームフォルダに置く。以上で、デフォルトのスプライトが変更される。
  
==Squeak==
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=== Squeak ===
 
[[Smalltalk|Squeak]]では、スプライトは[[ScriptableScratchMorph#ScriptableSpriteMorph|ScriptableSpriteMorph]]のインスタンスである。これは、[[ステージ]]同様、[[ScriptableScratchMorph]] の子クラスである。
 
[[Smalltalk|Squeak]]では、スプライトは[[ScriptableScratchMorph#ScriptableSpriteMorph|ScriptableSpriteMorph]]のインスタンスである。これは、[[ステージ]]同様、[[ScriptableScratchMorph]] の子クラスである。
  
==サプライズボタン==
+
== 出典 ==
{{メイン|ランダムスプライト}}
+
<references />
かつてScratchエディタにはランダムスプライトボタンというボタンが存在しており、このボタンをクリックするとプロジェクトにランダムなスプライトが追加された。
 
このボタンは、[[Scratch 2.0]]で廃止されたが、[[Scratch 3.0]]でサプライズボタンとして生まれ変わった。
 
  
 
==参照==
 
==参照==
 
*[[スプライトペイン]]
 
*[[スプライトペイン]]
 
*[[スプライトを矢印キーで動かす方法]]
 
*[[スプライトを矢印キーで動かす方法]]
 +
*[[ターゲット]]
  
 
[[カテゴリ:Scratchプログラム]]
 
[[カテゴリ:Scratchプログラム]]

2021年6月20日 (日) 15:10時点における最新版

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ステージとスプライトペインの両方に1つのスプライトが表示されている

スプライトは、プロジェクト内で何らかのアクションを行うオブジェクトである。ステージにもプログラムを追加できるが、ステージは動くことができないため、たいていのプロジェクトには少なくとも1つはスプライトが含まれている。

スプライトは座標、向き回転方向大きさを有し、またそのスプライトのみ書き込みできる変数を保有できる。スプライトの表示順序はブロックで制御できる。また、スプライトはエディター内ではいつでもドラッグでき、ブロックによって指定された場合はそれ以外でもドラッグできる。多くの見た目ブロックは、スプライトでのみ表示される。スプライトは、ブロックまたはスプライトペインを利用して表示し、あるいは隠すことができる。

スプライトとステージ

詳細は「ターゲット」を参照

Scratchのユーザーインターフェース上では、スプライトとステージは別々のものとして扱われている。しかし、ScratchのVMでは、ステージはスプライトの一種である。この記事では、スプライトといった場合、ステージは含まない。

スプライトの作成

新しいスプライトを作成するためのボタン

スプライトペインの上にあるバーには、スプライトを作成するためのボタンが4つならんでいる。

  • Scratchキャット ボタン、虫眼鏡ボタン: スプライトライブラリーを開いてスプライトを選択する。
  • ペイントブラシボタン: コスチュームが空のスプライトを生成し、ペイントエディターを開く。
  • サプライズ: スプライトライブラリーからランダムに選択する。なお、文字のスプライトは、選択されない。[1]
  • アップロードボタン: コンピューターやタブレットに保存された画像を取り込む。書き出したスプライトファイルを読み込むこともできる。

スプライトを作成したとき、スプライトはステージ上のランダムな位置に配置される。ただし、空のスプライトを作成した場合は、その座標はいつもX: 36, Y: 28になる。[2]現在開いていたスプライトペインのタブが作成したスプライトの情報に切り替わる。

コスチューム

スプライトの見た目はコスチュームによって変わる。スプライトの現在のコスチュームを切り替える方法は二つある。

  • 「コスチューム」タブをクリックして、表示された画面で変更したいコスチュームをクリックする方法。
  • スプライトのコスチュームを変更するブロックを使用する方法。

ペイントエディターでは、特定のスプライトに外部から画像を読み込んだり、自分で画像を作成・編集して、新たなコスチュームを追加することができる。

スプライトには、を追加することもできる。コスチュームとは異なり、音はオプションなので、音をまったく持たないスプライトがあってもかまわない。

音の追加、削除、編集は、音タブをクリックして開いた画面で行う。

この音は、音を鳴らすブロックを使って再生することができる。

書き出し

スプライトとそのスプライトのスクリプト、コスチューム、音は、ひとまとめにしてファイルとして書き出せる(エクスポート)。このようにして書き出したスプライトは、必要に応じて、別のプロジェクトにそのままインポートできる。

スプライトを書き出すには、まず、スプライトペインで書き出すスプライトを右クリックして、現れたメニューで「書き出し」を選択すればよい。スタジオを書き出すことはできない。

プロジェクト間での共有

プロジェクト間でスプライトを受け渡すには、バックパックを利用することもできる。この場合は、バックパックを開き、入れるスプライトをバックパックにドラッグアンドドロップすればよい。読み込むときは、バックパックから必要なスプライトをドラッグアンドドロップで移動する。

ただし、この方法ではスプライトがコンピューターに保存されるわけではない。

Scratch 1.4でのスプライト

デフォルトスプライトの変更 (Scratch 1.4のみ)

詳細は「デフォルトのスプライトを変える方法」を参照
Archive.png この項目には、最新バージョンのScratchには存在しない機能について書かれています。現在は使うことができないので、注意してください。

デフォルトでは、新しいプロジェクトを作成すると、コスチュームがScratchキャット で、スクリプト部分が空のスプライトが表示される。 これはScratch 1.4を使用している場合は、変更できる。そのためには、まず、変更後に使用するスプライトを作成し、これを「default.sprite」という名前でエクスポートする。次に、このファイルをコスチュームフォルダに置く。以上で、デフォルトのスプライトが変更される。

Squeak

Squeakでは、スプライトはScriptableSpriteMorphのインスタンスである。これは、ステージ同様、ScriptableScratchMorph の子クラスである。

出典

参照

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